奈良県橿原市今井町は、江戸時代の環濠集落です。伝統的建造物群保存地区に指定されていて。古い街並みが魅力です。前にも写真を掲載しましたが、別の機会に撮ったものをまた集めてみました、(S)=2016年11月17日撮影
蓮長寺のキンモクセイ(10月上旬~中旬)
蓮長寺(奈良市油阪町426)は10月になると、強い香りに包まれます。本堂の前の左右に、大きなキンモクセイの木が2本。高さは6、7メートルあり、こんもりとした形に刈ってあります。秋の香りはそこから漂ってきます。
「昭和6(1931)年に花が咲くようになった、という記録がある」住職は語っていました。樹齢は90年になります。
「以前は秋の彼岸が過ぎると、咲いていた。地球温暖化の影響でしょうか、最近は遅くなり、10月になってから。咲き出すといっぺんに咲く」。これも住職から聞いた話です。
キンモクセイの横に1本のギンモクセイがあり、同じ時期に白い花を木全体に散りばめます。金銀そろって、境内に小さな秋を演出するのですが、ギンモクセイの方は、あまり香りがしないそうです。(S)=2004年10月15日撮影
みしまやの「ひつまぶしセット」
ウナギ屋「みしまや」(奈良県天理市三島町120)に行ったのは、午後2時半ごろでした。そんな時間でも6組の客が列を作っていたのです。人気のほどがわかります。
ひつまぶしセット2700円。おひつのご飯の上に蒲焼きのウナギがぎっしりと乗っています。皮がパリパリで、身はふんわり。たれはあっさりで、ウナギにだけかけてありました。お茶漬け用に、これもあっさりめのだしが用意してあります。それに大きなう巻き、分厚い奈良漬けとキュウリの漬け物。薬味のネギとワサビ、吸い物、デザートがついていました。
まずご飯と蒲焼きとサンショウで食べるのが通だそうです。次にサンショウの代わりのワサビを乗せて。最後にだし茶漬け。満腹になります。
ウナ丼の上丼も値打ちがあります。1800円。こちらはご飯にもたれがかかっていますが、色の割のあっさりした味です。どれもリーゾナブルな値段で、それも人気の秘密でしょう。(S)=2018年6月28日撮影