奈良市の般若寺でコスモスを見ることがあれば、寺のすぐ前の植村牧場(奈良市般若寺町168)に寄ってみてはどうでしょう。小規模ながら、直売所があります。
牛乳でのどを潤すのがお薦め。アイスクリーム類も揃っています。(S)=2014年10月15日撮影
霊山寺(りょうせんじ、奈良市中町3879)は、バラの寺として知られています。境内にバラ園(有料)があって、春は花が咲き誇ります。春ほどではありませんが、秋バラも楽しめます。
バラ園を訪れると、3つに区分されていました。子どもの世界は、色とりどりの小型の花。成人の世界は大輪の花。老人の世界には茶室を設け、自分が歩んできた人生を振り返ってもらえるようにしたといいいます。
四季咲き、二季咲き、一季咲きの薔薇があり、100種2000株が花園を形作っています。「春は全部咲く。花も大きくて華やか」。では、秋は? 「花は小さいが、色が鮮やか。気候のせいでしょうか」。住職はそう語りました。(S)=2005年10月13日撮影
室生寺(奈良県宇陀市室生78)は人気のある寺です。とは言っても、私が最後に訪れたのは2000年のことで、再々参拝してるわけではありません。
便利な場所にあるわけではありません。しかし、その分だけ静かで、それも寺の魅力になっています。「女人高野」と言われましたが、そのイメージも良い方に影響しているでしょう。小柄とも言える五重塔も、そのイメージに会います。
横幅の広い石段を登ります。光明堂を経てへ。ここに私の大好きな十一面観音が安置されています。中央は釈迦如来。向かって右に薬師如来、地蔵菩薩が並びます。左側に文殊菩薩、その次が十一面観音。
カモメ型のまゆ、ふっくらしたほお、おちょぼ口。胸から飾りをたくさん下げています。平安時代のもので、ぽっちゃり顔が優しさを感じさせます。(S)=2000年絵9月30日撮影