奈良市・ならまちの奈良町からくりおもちゃ館(奈良市陰陽町7)は、楽しい施設です。簡単に言えば、昔のおもちゃや、からくり人形で自由に遊べる施設です。
係の人によると、ならまちの活性化のためにと、典型的な町家「旧松矢家住宅」をお金を添えて奈良市に寄贈をうけ、2012年のオープンしました。からくりおもちゃは、奈良大学名誉教授の鎌田道隆さんから寄贈されたそうです。
係の人に実演してもらった江戸時代の影絵が、なかなか楽しいものでした。人間が体をよじったりして動物や魚などの形をし、影絵として写します。そのことが浮世絵に描かれていて、それを紙で再現したもので演じてくれます。
写した後で、その紙の表側を見せてもらうと、例えば鮭(さけ)の形をしています。裏返すと、人間が鮭の形を作っているのです。
入館も遊ぶのも無料。ならまちには無料施設が多いのが特徴です。(S)=2018年4月16日撮影(写真は影絵の後の係の人の説明)