寺の食べ物といえば、精進料理となります。仏教は殺生を禁じていることから、動物性の食品を使わないのです。
奈良市・興福寺に行った際、境内のショップをのぞくと、「精進ふりかけ丹」なるものを見つけました。「丹」は「青丹よし奈良の都」の丹。赤い色を示しますが、ふりかけは全体的に黄色の系統でした。
精進と銘打っているためか、動物性たんぱく質は使っていません。大豆がその代わりをしているようです。ほかに赤ジソ、乾燥みぶな、トマトフレーク、金ゴマ、白ゴマなどが原材料欄に書いてあり、その中でゴマの香りと味が強いように思いました。興福寺と広島市の三島食品が協同開発したと書いてありました。(S)=2018年12月16日撮影