2019-03-18 長谷寺の桜(3月下旬~4月上旬) 奈良の百花繚乱 長谷寺(奈良県桜井市初瀬731)の桜は、全体を眺めた方がいいように思います。境内は広く、斜面になっていているため、立体感があるからです。そこに堂塔が立ち、階段状の回廊「登廊(のぼりろう」もあって、桜の木は建物の間を埋めます。 染井吉野のほか、山桜や紅枝垂れ、それにモクレン やサンシュユが重なり合います。淡い色の花の共演で、寺全体が春がすみの中にいるような気がしてくるのです。(S)=2008年4月4日撮影