2018-08-19 頭塔 歴史の重さ 頭塔(ずとう、奈良市高畑町921)は、ピラミッドのような仏教遺跡です。石を四角錐に3段に積み重ねています。4つの面には、くぼみを造り、石仏を安置しています。 あまり例を見ないものです。奈良時代に藤原広嗣のたたりで死んだ僧玄昉(げんぼう)の頭を埋めたという言い伝えがあり、頭塔と呼ばれています。しかし、東大寺の僧実忠が国家安泰を祈って造ったという方が有力な説のようです。見学する際には、近くに鍵を預かっている方がいるので、その方にお願いをしまさう。(S)2012年9月19日撮影