naradaisukikurabu’s blog

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矢田寺八十八カ所

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 アジサイの名所として知られる矢田寺(奈良県大和郡山市矢田町3549)の本堂の裏山は、四国八十八カ所のミニ霊場になっています。石仏を配置して四国の霊場に見立てたもので、四国遍路が盛んになるに従って、各地にできました。このようなものを写し霊場と呼びます。

 スタート地点に「矢田寺88ヶ所」の石碑が立っていて、「大正十五年三月」と寄贈年が刻んであります。しかし、実際に整備されたのは、江戸時代ではないでしょうか。石仏の奉納者として、「大坂新町延命講」などの文字があります。「坂」を使っているので、江戸時代のものではないかと思うからです。

 十数年前に地元の人たちが再整備して、歩きやすくなりました。全長は4.5キロ。本堂の左手から小山に登っていき、本堂の右手に戻ってきます。それほどきつい道ではなく、1時間半ほどで歩ける、なかなかか良い山の遍路道です。

 アジサイの鑑賞と兼ねて歩くのもいいかもしれません。ただ、梅雨の時期なので雨で滑りやすくなっている可能性もあり、要注意です。(S)=2007年3月22日撮影