橿原市の今井町は、戦国時代に浄土真宗称念寺の寺内町として発達した環濠集落です。近鉄吉野線八木西口から歩いて10ほどで、見学するには立地条件の良い場所にあります。
江戸時代には自治特権が与えられ、豪商が軒を連ね、その名残の町並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。建物のうち8軒は重要文化財です。
中町筋、本町筋は白壁が集積しています。この集積度は、ほかの所にはあまりないような気がします。いくつかの建物は公開しているので、じっくりと見て回るのもいいでしょう。(S)=2009年5月31日撮影