奈良県明日香村周辺には、石像物が点在しています。ほとんどは近鉄吉野線の東側にあります。西側の代表は「益田の磐船」(橿原市白橿町8-20ー1)で、石像物群の中で最大級のもです。
小山の中腹にあります。なかなかきつい道で、途中にはロープを持って登る場所もあるほどです。巨大な1つの岩で、上に掘り込みがあって、残された部分がHの形をしています。
高さは4.7メートル。東西11メートル、南北8メートルで、重さは800トンから900トン。用途については古墳などいくつもの説がありますが、星占いをするための古代の天文台というのが、ロマンがあって好きです。(S)=2009年5月31日撮影