気軽に桜を楽しもうと思ったら、奈良市の佐保川がいいかもしれません。近鉄奈良線の新大宮駅から10分ほど歩けば、佐保川に着きます。
狭い河野両岸の堤防上に、桜の並木が続きます。奈良市の中央部に、5キロにも及ぶ桜のプロムナードです。
江戸時代末期の奈良の名奉行として知られる川路聖謨(かわじとしあきら)が植えさせ、それが始まりだとの説があります。しだれ、紅しだれなど品種も多彩で、樹齢160年を超えるソメイヨシノ「川路桜」も数本残っているなど、見所が多いのも楽しみです。(S)=2013年3月31日撮影