長谷寺(奈良県桜井市初瀬731−1)は境内が広く、折々の花を楽しむことができます。春の桜も木の数が多く、堂塔を背景にした光景は、さまざまに変化します。
前回桜を見に行ったのは10年前です。はらはらと散り始めた時期で、自分では一番良い時期だと喜びました。
本堂はそれなりに桜が囲み、向かって左側に山手は、桜が集積しているます。ソメイヨシノのほか、山桜や紅しだれ、濃い赤の下向きに花をつける桜などが、入り混じっていました。それに、モクレン、サンシュユなどが重なり合います。淡い色の花の共演で、寺全体がほんのりとした春に包まれていました。(S)=2008年4月4日撮影