奈良市の平城宮跡は広いので、いろいろな花を見ることができます。冬は寒い時期ですが、サザンカの赤い花が広い宮跡に、ポツポツと灯をともします。
それほど数が多いわけではありません。しかし、復元された大極殿と組み合わせて写真を撮ることのできる場所にあり、思わずカメラを向けてしまします。(S)=2016年12月26日撮影
奈良国立博物館(奈良市登大路町50)である正倉院展は、奈良の秋の風物詩です。今年は70回目で、例年のようにのぞいてみました。
チケットやチラシに使われたのは、夜光貝や海ガメの甲羅を使った螺鈿(らでん)の箱です。やはり螺鈿の銅鏡とともに、美し色を見せます。親しみがわくのは、スリッパの「ような形のくつです。足先を覆う部分に花のような模様がついていて、可愛らしい感じがします。トルファンに似た似たくつがあると、説明にありました。
楽器も身近なので、目が止まります。3弦の琴、12弦の新羅の琴、緑など二彩の鼓が出ていました。赤い色のスカート、金属の装飾品も、見ていて楽しいものでした。(S)=2018年11月1日撮影
東大寺二月堂(奈良市 雑司町406-1)は、奈良に春を呼ぶお水取りで知られています。修二会(しゅにえ)が正式な名前で、毎年3月1日から14日まで繰り広げられます。
しかし二月堂は、いつ訪ねても魅力のある場所です、特に大仏殿の横から通じる道は、奈良の代表的な道の1つではないでしょうか。石畳の狭い坂道で、土塀と石積みの塀の間を登っていきます。
坂を登ると、堂々とした二月堂を見上げることになります。縁側が舞台としてせり出し、そこに立つと奈良が一望できます。余韻を楽しみながら、回廊の様な段を降りて帰るのですが、見事なストーリーになっていると思いませんか。そのストーリーなあるコースを、友人と一緒に歩きました。(A)=2018年10月28日撮影